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vol.7 新機能「賢くおしゃべり」 専門家にインタビューその②

合同会社ネコリコの梅澤です。「BOCCO emo LTEモデル Powered by ネコリコ」、ご好評をいただいており、誠にありがとうございます。

新機能「賢くおしゃべり」の提供開始コラムの第二弾として、前回に引き続き、専門家の先生方へのインタービューの模様をお届けします。
今回は、高度医療研究を行う国立長寿医療研究センターにて高齢者医療を研究する先生方にご協力いただきました。
先生方には、リリース前にβバージョンを2週間ほどご利用いただき、専門家目線でのご感想やご助言をいただいております。

国立長寿医療研究センターの先生へインタビュー

国立長寿医療研究センターの皆さま
・健康長寿テクノロジー応用研究室・室長 大高恵莉 先生(写真中央)
・リハビリテーション科部・副作業療法士長 植田郁恵 先生(写真左)
・リハビリテーション科部・理学療法主任 佐藤健二 先生(写真右)

※見当識とは、現在の年月や時刻、自分の居場所などの基本的な状況把握のこと。

当社は、「emo」の利用者様により多くの価値をご提供できるよう、今回頂いた貴重なご意見を、今後のサービス改善に繋げてまいります。

インタビューの内容は、以下をご覧ください。

―新機能である「賢くおしゃべり」をご使用になった感想を教えてください。

(大高先生)emoちゃんの前に来た時(人感センサで検知した時)などに声をかけてくれるので、自然な形で会話することができました。それによって、利用者とロボットとの心理的な距離が縮まりやすいと感じました。

(佐藤先生)自分の興味や関心があることを覚えてくれるので、そういった話題になると活動する意欲が湧き、外に出かけるきっかけになりますね。私の場合は、自分の興味がある本や映画の話をしてくれました。

―「賢くおしゃべり」を高齢者の方がご利用になった場合、期待できるメリットがあれば教えてください。

(大高先生)季節や天気に関する話題を振ってくれて、そこから外出に誘うといった会話が生まれるので、利用者の外出を促す効果があり、高齢者のフレイル予防に有効だと感じます。

(植田先生)こちらの会話に対して適切に共感してくれる返答がもらえるので、高齢者は精神的な安心感が得られると感じます。また、見当識に関わる内容の会話は認知機能面でもサポートしてくれると思います。

―「賢くおしゃべり」の改善点はありますか?

(大高先生)外出を促す観点から、利用者の居住地域の情報を教えてくれるとより良いですね。例えば、近所の飲食店のイベントの情報など。

(佐藤先生)こちらの発言を聞き取った際に、emoちゃんから大きなリアクションがあると高齢者にも分かりやすく、使いやすいですね。

(植田先生)emoちゃんが会話を始める前に注意喚起の言葉を入れることをおすすめします。高齢者、認知機能が低下している方は声に注意を向けること自体が難しく、どうしても最初を聞き逃してしまうことがよくあります。

―最後にこれからの「BOCCO emo LTEモデル」に期待することは何でしょうか?

(大高先生)ご高齢の方にとって、寄り添い、励ますような存在がいてくれることは健康維持にとても役立ちます。要介護状態になってから新しいものを活用することは難しいこともあり、できるだけ早期からの利用を促せるとよいと思います。また、脳トレや運動といった健康に良い行動の習慣化を目指した新機能が今後も追加されていくことを期待します。

(植田先生)認知機能が低下してから新規のものを導入することは、高齢者や認知症の方にとって障壁となりえます。できるだけ早い段階からの導入が重要であることを子供世代の方々に理解いただく必要があると思います。

(佐藤先生)ぜひ、医療介護現場で使用してみたいです。日付や服薬等のタイミングを教えてくれるのは認知機能低下がある方にとっては良い印象を持ちました。例えば、薬が飲めたか、運動ができたか等を確認してくれて、さらにそれに対する激励や賞賛があるとより効果的な利用に繋げていけると感じます。


<国立長寿医療研究センターについて>

「高齢者の心と体の自立を促進し、健康長寿社会の構築に貢献する」という理念のもと、高齢者の疾病の診断・治療を行いながら、生活機能にも目を向け予防を実践している、厚生労働省所管の国立研究開発法人(国立高度専門医療研究センター)です。

https://www.ncgg.go.jp/

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