よくわかる
BOCCO emo LTEモデルのすべて
特別なセンサと機能のはなし
こんにちは。合同会社ネコリコの上嶋です。前回の<2つのBOCCO emo>の話に引き続き、BOCCO emo LTEモデルの特長を紹介します。
さて、昨今のコロナ禍で、気軽に実家に帰ることができない日々が続いています。
最後に両親の顔を見たのはいつだっけ。
親の様子は気になるけれど、用事もなく電話やLINEをするのは、なんだか気恥ずかしい。
私もぼんやりと悩みながら過ごしています。
このモヤモヤした気持ちも、BOCCO emoがあれば解決できるかもしれません。
LTEモデルは、親と子がお互いに気を遣うことがない、程よい距離間で見守ることができる機能が搭載されています。
今回は、LTEモデルだけ利用できるオリジナル見守り機能と、その鍵となる環境センサのお話しです。
お部屋の環境を見守る特別なセンサ
第1話でも紹介した表ですが、今回は「その他の特長」に注目してください。
LTEモデルには「環境センサ」が標準で付属しています。
この環境センサは、温度や湿度をはじめ、TVOC(空気の汚れ)を推定するガスセンサなど、複数のセンサが搭載されています。
このセンサが計測した環境データを分析することで、「オリジナル見守り機能」を実現しています。
「オリジナル見守り機能」は大きく分類して4つ。いずれもLTEモデルのみ利用できる機能で、ネコリコがIoT商品開発で培ったノウハウが活かされた機能です。それぞれの機能についてご紹介します。
LTEモデルだけのオリジナル見守り機能
オリジナル見守り機能の1つ目は「おせっかい通知」。 環境センサが測定したデータからお部屋の状態を判定して、必要な対策をBOCCO emoがおしゃべりして教えてくれる機能です。
例えば、TVOC(空気の汚れ)の濃度が高くなってきたときに換気をおすすめしたり、これからの季節に心配なインフルエンザ注意を促したり、安全・安心に暮らすための注意事項や対策を必要なときにBOCCO emo自ら発声して知らせてくれるのです。
ご注文いただける時点では「換気タイミング」「インフルエンザ危険度」「熱中症危険度」「低気圧注意」「カビ発生注意」に対応しています。
おせっかいかもしれないけれど、家族が過ごす家の環境に少しでも注意を向けてもらえるなら、それに越したことはありません。もちろん、夜間はお知らせを止めるような細かな設定も可能です。適切なタイミングで家族にお知らせします。
オリジナル見守り機能の2つ目は「へやかくにん」機能。 BOCCO emoに向かって「お部屋の環境を教えて」と話しかけると、環境センサのデータをもとに、お部屋の状態を教えてくれます。
ちょっと空気が乾燥しているような気がするな、と感じたときはBOCCO emoに「へやかくにん」を呼びかけるだけで、現在のお部屋の環境状況を教えてくれます。帰宅時や朝起きたときに呼びかけてもらうのも良いですね。
では、これらの機能が“どう見守りに役立つのか”という点をご説明します。
実は「おせっかい通知」や「へやかくにん」でBOCCO emoがしゃべった内容は、BOCCO emo専用スマートフォンアプリに届くようになっています。
これは、見守りたい家族(=BOCCO emo LTEモデルが設置されているお家の家族)が、「おせっかい通知」を受け取ったり、「へやかくにん」を使ったりしたことが、見守る側である“あなたのスマートフォンにも届く”ということです。
家族がBOCCO emoを使っていることがわかるだけでも、ご健在であることがわかります。さらには、生活環境の状況まで見て取れるようになるので、健康を気遣うべき状況の具合に関しても手に取るようにわかるようになります。
また、あなたが専用アプリで「へやかくにん」の通知を確認したときに、お部屋の温度が低いようなら、アプリで「寒くなってきたけど体調に変わりはない?」とメッセージを送信してみてください。BOCCO emoがあなたに代わってメッセージの内容をおしゃべりしてくれます。
内容を聞いた家族がBOCCO emoに返答した場合は、その音声があなたのスマホに届きます。ちょっとした声かけコミュニケーションもアプリを通して簡単に行えます。
この「おせっかい通知」「へやかくにん」は、ネコリコのオリジナル見守り機能の代表的なものであり、BOCCO emo LTEモデルのサービスコンセプトを体現したものです。
これらの機能が、「親と子がお互いに気を遣うことがない、程よい距離間の見守り」をあなたに提供します。
開発中のオリジナル見守り機能
ここからは、BOCCO emo LTEモデルが今後のアップデートによって追加される機能の紹介です。
私たちネコリコは、実証実験を通じて環境センサの情報を注意深く分析し続けています。今では、この環境センサを用いることで家族がどのように生活しているのか大まかに把握できるようになってきました。
この成果を詰め込んだものが「生活リズム配信」機能。3つ目のオリジナル見守り機能です。
環境センサのデータから、家族が何時くらいに起床したか、就寝したか、帰宅したかといった生活リズムを推定して、BOCCO emoスマートフォンアプリにお知らせする機能です。
また、生活リズムが「いつもと違う」ときはアプリに通知する機能もあわせて実現予定です。
「いつもと違う」が届いたときは、ひょっとすると家族の体調がすぐれないサインかもしれません。
この機能は親と子が連絡を取るきっかけになると考えています。ぜひご期待ください。
(本内容は、実現予定の機能であり、リリース時には細部が変更となる可能性があります)
まとめ
第2話では、
1)家族を程よい距離間で見守る「おせっかい通知」「へやかくにん」機能
2)お部屋の環境を見守る特別なセンサの存在
3)“いつもと違う”をお知らせする「生活リズム配信」機能
について紹介しました。
LTEモデルで利用できる「オリジナル見守り機能」の4つ目は?と思われた方、ご心配なく。
4つ目の機能については、次回の第3話「ロボットが親を元気にする未来」でご紹介します。お楽しみに!